沼の住人と乙女ゲー民は似て非なるものと思う
私だけかもしれませんが、ハマらないんですよ、乙女ゲーってやつ……
ハマらないというか、ハマれない。
そりゃ、話題になっているものは結構やりました。ボ〇テージさんのものを筆頭に、戦国武将に愛を告白されたり、ひょんなことから出会った芸能人に「俺のモノになれよ」とか言われてみたり……
でも、何か、ハマれない。
「ヲタ系女子なら、乙女ゲー好きでしょ?」とか思われることもあるけれど、それは違う!!と言いたい。(そりゃ、沼の人で乙女ゲーも大好物って人も沢山いるでしょうが、あくまで個人的な私の話)
ということで生まれた仮説、「沼の住人と乙女ゲー民は似て非なるもの」。
天空不動産を例にして考えてみます。
誘惑のオフィス♪天空不動産へようこそ(仮)
……的なタイトルのゲームがリリースされたとしましょう。
主人公はあなた。業界トップの「天空不動産」に新人として入社しました。健気に仕事を頑張るものの、ミスばかり……毎日主任に怒られ、思うことは一つ。
「私って、向いてないのかなあ……」
そう思っていた頃、屋上で「な~に凹んでんだよ!」と声をかけてきたのは、春田先輩。天空不動産の明るいムードメーカー。一見いじられキャラなのに、影の努力かすごいというのは、実は私だけが知っている秘密。
「もう少し、頑張ってみれば?俺が応援するよ、だって俺、実は……」
そこから始まるOL(オフィスラブ)!
ダンディな乙女部長「ランチミーテイングするお」
厳しい主任「おい、昼飯行くぞ」
今ドキの新人、マロくん「アリよりのアリっすよね!」
優秀で冷静な同僚、牧くん「巨根じゃだめですか……」
「あらあら、大変ね、うふふふふふふ」と、まいまい先輩が笑う声が響く。
さあ、あなたが選ぶのは……?天空不動産を舞台に、新たなオフィス・ラブ(OL)の扉が今、幕を開けるーーーーーーー!
……ってゲーム紹介があったとしても、ハマらないだろうなあ。
私が言われたいんじゃない!言われてるのを見たいんだ!!
そして気づいたんです。
「ああそうか、別に私が言われたいんじゃなくて、言われてる姿をそっと見たいんだ」と。
おっさんずを例に挙げると、伝説の牧の名セリフ、
「巨根じゃだめですか」は、私が言われたいんじゃなく、言われてる春田を見てきゃっきゃウフフしたい。
「昼飯いくぞ」って足で壁ドンをされたいんじゃなくて、されてキョドってる春田を見たい。
そのため、自分が「言われる側」となる乙女ゲームにははまらないんだろうなあと思ったわけです。
ていうかおっさんずラブゲーム出してほしい
たとえばおっさんずラブをテーマにした恋愛ゲームが出たとして、「乙女ゲーじゃなきゃいいんでしょ」と思って「春田主人公のゲームで、プレイヤーは春田としてプレイする」というのも何かびみょう。
違う違う、そうじゃない。
春田は春田として存在して行動して、その姿を陰から見守りたいんだ……!
言うなれば、天空不動産観察ゲーム……?
(牧春固定の方は怒るかもしれないけれど)課金ポイントとして、部長ルートや主任ルートなどのシナリオが用意されていて、お布施をするとその先を知ることができる。
けれど、春田は春田として生きていくので、プレイヤーが何かしらの神の手を入れることはできません。
そう、ひたすら愛でるゲームです。
もし「牧春旅行編」とか「牧春ピクニック編」みたいな追加シナリオがあればいくらでもお布施する!牧春ガチャがあれば、出るまで回す!!
……っていうゲームをどこかの開発会社さんが作ってくれないだろうか。(他力本願
「それって続編とどう違うの?」という問いには知らないフリをする。うん、ほぼ続編見てるのと一緒かもね。
結論。
ハーレム状態でモッテモテになる、というのは乙女ゲーにも春田にも(?)共通する事項であります。
しかし、「私が言われたいんじゃない」というのが乙女ゲーにハマれない大きなポイント。ときめくセリフとか言われてオタオタしたりラブラブしたりしているのが見たいんです。
だから私、牧春ゲームをプレイしたい!!←結論。